【神講義】目指せ!脱・チキン利確!
hana塾で「もぐろココロの診療所🌹」を担当いただいているもぐろさんによる限定講義の第3回です🌸
ホームページ用に書き起こしていただいた限定記事になりますので、
「なかなかトレードがうまくいかない」
とお悩みの方は、ぜひご確認ください!
イントロダクション
みなさん、こんにちは🌹
hana塾のもぐろです。
第1回の「トレードにおけるメンタルの整え方」
第2回の「損切りできない場合の対応策」に続き、
第3回は、hana塾内で個別にご相談いただいた「チキン利確しないための対応策」についての講義になります。
含み益が出ると早めに利益を確定してしまう。
これはびびって利確するので「チキン利確」と呼ばれる行為です。
利確は正義です。
しかしチキン利確を繰り返しているとリスクリワード比(以下RR)が悪くなり、トレードの世界で生き残るのが難しくなってきます。今回は利益を伸ばしてRRの良いトレード成績を残していくための方法を紹介していきます。
第1回・第2回の講義記事もぜひご確認ください🌹
チキン利確をしてしまう理由
1.恐怖と不安
トレード中に損失が発生することへの恐怖や不安が、利益を早めに確定させる要因になります。
損失を最小限に抑えようとするあまり、早めに利益を確定してしまう。
早期に利益を確定することで「確実な利益を手に入れる」という心理的な安心感を求める。
2.過去のトレードの影響
過去に損失を経験したことがトレーダーにとってトラウマとなり、
次の取引で利益が出始めると過去の経験からくる不安から早めに利確してしまう。
3.リスク回避の心理
市場が不確実性を増すと急激な価格変動に対処するために利益を早めに確定させる。
チキン利確をしないために
1.エントリー前の出口戦略
トレードを行う前に具体的なトレードプランを立てましょう。
逆指値はもちろん利確ポイントも明確に決めておくと良いです。
2.トレードプランの徹底
エントリー前に立てた出口戦略のプラン通りにトレードをすることで感情の影響を最小限に抑えることが出来ます。
また、ある程度利が伸びたらダウ理論に基づいた位置に逆指値を段階的に上方修正していくことも「損はしない」という安心感が生まれチキン利確対策として有用です。
3.リスク管理とLOT管理の重要性を理解する
リスク管理が不可欠であることを理解するために自分のRRがどのくらいなのかを把握しましょう。
LOTが不相応に大きいと少しの含み損益率でも損益金額の大きさに惑わされて
チャートの値動きではなく含み益の金額で判断で利確してしまいます。
感情が振り回されないLOTでトレードしていくことが大切です。
4.感情の自己認識
トレード中にどのような感情が湧き上がっているかを自覚しましょう。
感情を理解することで、それに対処するための対策を講じることができます。
5.プロトレーダーとのコミュニケーション
プロであるhanaさんとのコミュニケーションを通じて、
トレードにおけるメンタルの側面に焦点を当て、アドバイスを受けることも有益です。
深掘り
1.出口戦略が利確成功のカギ!
どこまで伸びるか誰にも分からないのが相場。
それでもエントリー前にある程度は利確ポイントを決めておくことは大切です。
そして利確ポイントまで価格が伸びた場合、
出来高やプライスアクション、モメンタムや全体の相場環境をみて全利確か一部利確をします。
つまりデイトレからスイングポジションに切り替えていくのかを判断していく事になるでしょう。
このようなエントリー前にしっかりと分析を行うことが根拠に基づいた利確となり、
結果的に違うことがあったとしても感情に振り回された利確ではないので長期的にみるとRRは良くなっていきます。
損小利大は事前の準備に掛かっているといっても過言ではありません。
また、価格がある程度伸びてからさらに利を伸ばせるかどうかの判断はトレード経験値によるものが大きいので、
hanaさんのもとでしっかりとテクニカルを学んでいきましょう。
利を伸ばすためには日々の勉強は欠かせません。
今回はぶせなさんの「最強のFX15分足デイトレード」を参考に王道の出口戦略(利確)パターンをいくつか紹介します。
【出口戦略パターン】①レンジ幅の2倍
レンジからブレイクアウトしたあとはこのレンジ幅の2倍動く事が多いので、そこを利確ポイントとします。
トレンドが強い場合だと2倍の値幅を達成してからもトレンドが続き3倍を達成することもあります。
2倍で全利確かポジションをさらに伸ばすかに正解はありませんが、上位足のトレンドやMAの向などでさらに伸ばせる判断をした場合は、一部利確してさらに逆指値も建値以上にずらして一定の利益を確定させることで、感情に振り回されずにその後の値動きを追うことが出来ます。
【出口戦略パターン】②N波動~4つの値幅観測~
トレンドはN字を描いていきます。この特性を利用して値幅観測をして利確ポイントを定めます。
【出口戦略パターン】③重要なライン
水平ライン、トレンドライン、フィボナッチなどレジサポ転換となりやすい節目となる価格帯です。
上位足であるほど確度が増します。
【出口戦略パターン】④チャネルライン
2.リスク管理の重要性を知るべし!
チキン利確を繰り返しているとRRが悪くなり破産の確率が高まってしまいます。
破産の確率は「勝率」「RR」「リスクにさらす資金割合」から導き出されます。
勝率は「勝ちトレード数/全トレード数」で計算します。
RR は「平均利益/平均損失」です。
平均利益は「利益を出したトレードの平均利益」のことで「全トレードの平均利益」ではありません。
平均損失も「損失を出したトレードの平均損失」のことになります。
例えば、トレードを100回やったときの平均利益が1万円、平均損失が5000円ならリスクリワードレシオは2になります。
リスクにさらす資金割合は投資に使う予定の資金に対して、
1回のトレードで失う最大金額の割合のことで 「1回のトレードで失う最大金額/全投資資金」となります。
例えば、元手資金100万円(=全リスク資産)でトレードをするとします。
1回のトレードで損失が5万円になるところで損切りの逆指値を必ず入れるとすると、1回のトレードでリスクにさらす金額は5万円になります。
この場合のリスクにさらす資金割合は5%となります。
それぞれの値が出たら破産確率表に当てはめてみましょう。
これはリスクにさらす資金割合が5%の場合の破産確率表です。
勝率はプロのトレーダーでも50~60%といわれる世界なので、勝率を上げるのは現実的ではありません。
RRを高めることが生き残る有効な手段というのがこちらの表を見ると分かると思います。
したがって、まずは自分のトレード成績を知ることから始めるのが大切です。
おそらく多くの初心者トレーダーは「今のRRではいずれ破産する確率がこんなにあるのか」と厳しい現実を突きつけられるはずです。
チキン利確はその時は良くてもいずれ破産を招く行為であるという事が分かれば、
感情的に利確してしまう事が減り、リスク管理をしていけるようになるはずです。
リスク管理とは自身のトレード成績を知り、破産しないように改善し、それを維持していくことです。
3.お金ではなくチャートと向き合って利確せよ!
評価損益金額で利確したことはありませんか?
例えば画像のように普段より大きめのロットを張って10万円損益額になったとします。
嬉しくなって「10万円だから」という理由で利確しようとするのは間違いです。
相場は個人の都合など関係なく動きます。
もっと利が伸びたかも知れないのにこのような個人都合の利確を繰り返しているうちは利を伸ばすことは出来ません。
また、エントリー中
「せっかく5万円まで含み益あったのに3万円まで減ってる」と思わずチキン利確してしまったことはありませんか?
チャートを見るとタダの押し目で一時的に下がってるだけなのに・・。
これもチャートではなく損益額に惑わされている証拠です。
これらに身に覚えのある方はチャートと誠実に向き合っているとは言えません。
ロット管理が適切ではないので改善する必要があります。
評価損益に惑わされないで利を伸ばすトレーニング方法はロットを抑えてトレードしていくのが1番です。
ロットを抑えてトレードをすることできちんとチャートと向き合えるようになり、事前のトレードプランに基づいた利確ポイントまで利を伸ばせるようになっていきます。
評価損益に惑わされなくなってきたら徐々にロットを増やしていくようにしましょう。
どうしても評価損益に惑わされてしまう方は評価損益額を見ないようにするという古典的なやり方も案外効果的かもしれません。
4.含み益に恐れることなかれ!
チキン利確をしてしまう瞬間のトレーダーのココロは、含み益が無くなってしまうのではないかという不安や恐怖に支配されていることでしょう。
つまり損を受け入れることが出来ていないということです。
先述した通り勝率50~60%ということを理解しつつ、相場は波を打つものだと認識してください。
そのために
チャートをとにかくたくさん観ることをお勧めします。
見るではなく観る。
ひたすら観続ける。
上がったら下がる下がったら上がるということを頭ではなく身体で知る。
勝ってる人、利を伸ばせてる人はとにかく観ています。
近道はありませんが経験値を高めていくことで克服していけます。
根拠ない無駄打ちポジポジ病のトレードは経験値にはなりません。
ひとつひとつのトレードが利を伸ばすための練習トレードだと思えば安易なエントリーやチキン利確も減るはずです。
また、お金ではなく正しいトレードの遂行を目的とすれば含み益が無くなることに恐れの感情に支配されることは無くなります。
5.分からないことはどんどんhanaさんに訊いていこう
プロの話は有益です。
一人では学習出来ない事も、書物では理解しにくいことも、プロのトレーダーに直接訊くことは自身の上達のために欠かせないことです。
またhana塾というコミュニティツールを使って他のトレーダーの話を聞くのも有用です。
さいごに
未来が分からない以上、利確はもっとも難しい作業です。
結果的に正解だった、もっと持っておけばよかったということなので利確の瞬間に正解は誰にも分かりません。
しかし、エントリー前の事前の準備に基づいたプラン通りに利確をすることはそのトレーダーにとっての正解になります。
結果的に値がもっと伸びて不正解だったとしても、
一貫してルールに基づいた利確を行い続けることは必ず長期的にみると利益をもたらしてくれます。
プロでも利確の判断は毎回難しいですが、
お金ではなくチャートと向き合って判断していけるようになれば脱チキン利確の第一歩となるはずです。
もぐろさん、超有料級の限定講義、ありがとうございました🌸
hana塾では
「トレードプランの精度を上げるためのテクニカル分析手法」
「損小利大を実現するロット管理の技」など、
さまざまな角度からみなさんがトレーダーとして成長できる内容を全力で教えています。
講義をしていただいたもぐろさんに個別に相談して、処方箋を書いていただくことができる、
それぞれのアウトプットとフィードバックを通して相互成長できるなど
学びの心や目標志向の心の成長を切磋琢磨しあうトレードコミュニティも魅力です🌸
ぜひ一度、入塾をご検討ください。
さらにトレーダーとして高みを目指したいという中級者以上の方、
チキン利確に悩む中級者以上の方は、hanaプレミアムでhanaのトレードを体感しながら矯正することも有用です。
もぐろさんためになる話をありがとう
ありがとうございます!もぐろさんにお伝えしておきます♪